トーマの心臓


凄い面白い。凄いよこれ。凄い(←しつこい)。
なんて説明したらいいのかわからないけど、それぞれの子供たちの魂というか精神状態がピアノ線のようにピンと張っていて、それぞれの子供のピアノ線がいろいろな方向を向いてお互いちょっと触れ合っただけで切れてしまいそうな感じが伝わってくる。そんな紙一重の状態を保つために、子供たちよりも長く生きている大人(教授)たちが、長く生きたが故に、すでに張力は弱くなってすっかりゆるゆるになっているが故に、子供たちのピアノ線を包み込むように守ることができている。そんな感じが伝わってきて凄いんです。
自分で言っといて何言っているかわかりませんね。でも凄いんですよこれ。